筑波山ロープウェイのスターダストクルージング｜時間を忘れるほどの夜景に感動

都内から90分ほどでアクセスできる「筑波山（つくばさん）」。

さまざまな登山コースがあり、ケーブルカー＆ロープウェイも整備されているため、山登りビギナーから上級者まで誰しもが楽しめる人気の山です。

筑波山の山頂から望む、キラキラと輝いた夜景は「日本夜景遺産」に認定されるほどのうつくしさ。

遠くには「東京タワー」や「東京スカイツリー」などの光も眺められます。

今回は、毎年10月〜2月末に開催されている、筑波山ロープウェイの「スターダストクルージング～夜の空中散歩～」に参加してきました。

筑波山の魅力とともに、現地からまるっとレポートしていきましょう！

ナビの目的地は「筑波山京成ホテル」に！ 筑波山ロープウェイへのアクセス

筑波山は山全体の住所が「茨城県つくば市筑波1番地」です。

そのため住所検索で、筑波山を目的地としてナビに登録すると、まったく違う場所に案内されることも。

筑波山ロープウェイ乗り場にもっとも近い「つつじヶ丘駐車場」へ行くには、ナビに「筑波山京成ホテル」と登録しましょう。

無料ルートで検索すると、ナビによっては狭い道（国道42号）を通るルートで案内される場合もあります。

筑波山の有料道路はすべて無料開放されているので、有料ルートで検索するのがおすすめですよ。

筑波山の周辺スポットから「つつじヶ丘駐車場」までの、クルマでの詳しい距離・所要時間はこちらです。

・つくば駅から　38分　26.9km
・土浦北I.C.から　30分　20.9km
・桜川筑西I.Cから　37分　27.2km
・つくば中央I.Cから　37分　27.1km

「筑波山つつじヶ丘駐車場」の営業時間・料金

「つつじヶ丘駐車場」は普通車388台、大型車12台が停められる駐車場。

営業時間・駐車料金はこちらです。

駐車料金は出口精算となっており、営業時間外は無料開放されています。

スターダストクルージングの時間まで、筑波山ロープウェイ乗り場の周辺を観光

「つつじヶ丘駐車場」のまわりには、「ガマ洞窟」「ガマランド」というミステリアスな雰囲気がただようスポットが。

山のなかほどの場所から、駐車場を見下ろす大きなガマが気になってたまりません。それでは、突撃していきましょう！

からくり迷路のお化け屋敷！ 「ガマ洞窟」

「ガマ洞窟」の脇には巨大なガマがお出迎え。

殿様のようなポージングをキメて、こちらをギョロっと見ています。

ガマ洞窟の入場料は大人500円です。

いざ入ってみると、なんとガマ洞窟のなかは、大人でもびっくりするくらい本格的なお化け屋敷でした。

アトラクション要素はあまりありませんでしたが、なかなかの恐怖体験ができたので、興味がある人はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

昭和レトロな雰囲気が漂う「ガマランド」

ガマ洞窟のよこにある階段をあがると、昭和レトロなムードが漂う「ガマランド」があります。

まるでここだけ時の流れが止まっているよう。

ちなみに「ガマランド」の乗り物たちはもう動きません。

「昔はここも、子どもたちでにぎわっていたのかな」なんて考えながら、哀愁にひたれるノスタルジックな遊園地でした。

「ガマランド」の奥には、登山道へと続く遊歩道が伸びています。

遊歩道といいつつも狭く急勾配な道なので、遊歩道へ進む方は歩きやすい靴を履いていくといいでしょう。

遊歩道の先には、駐車場を見下ろしていた大きなガマがドンと待ち構えています。

筑波山を登る際には、「ガマ大明神」に旅の安全を祈願してくださいね。

筑波山ロープウェイのレストハウスには「レストラン」「お土産コーナー」も

筑波山ロープウェイ乗り場のよこには、「レストラン」や「おみやげコーナー」が入っているレストハウスがあります。

「スターダストクルージング～夜の空中散歩～」が開催している期間は、売店の営業時間が20:10までに延長されますよ。

レストランは食券制のセルフサービス。

こちらのレストランの営業時間は、平日が16:30、休日が17:00までです。

レストランは閉店が早いので、夜景を楽しんだあとに食事を楽しみたい方は、山頂にあるレストランを利用してくださいね。

おみやげコーナーは広々としていて、筑波山のおみやげなど、豊富な商品がズラリ。

なかには「ガマの油」なんて珍しいおみやげも並んでいました。

「ガマの油」は江戸時代のころに、傷薬として利用されていたとのこと。

いまでは筑波山名物となっているので、おみやげに購入してみてはいかがでしょうか？

レストハウスの外には、軽食を販売している売店があります。

「納豆コロッケ」や「常陸牛メンチ」など、茨城名物の食材を使用したメニューがいただけますよ。

散歩をしているうちに日が暮れてきたので、ロープウェイ乗り場へ向かいましょう！

運行時間は20分ごと！ 筑波山ロープウェイの料金・時刻表

筑波山ロープウェイの片道運賃は大人630円、子ども320円。

「スターダストクルージング～夜の空中散歩～」の期間中であれば、大人1,000円とおトクに往復乗車が可能ですよ。

「スターダストクルージング～夜の空中散歩～」の期間中は、17時からの特別ダイヤが追加されます。

17時から20時までのあいだは、20分ごとに運行。くれぐれも帰りの最終ダイヤに乗り遅れないようご注意ください。

昼間であれば40分ほどで下山できますが、夜になると登山道が暗闇につつまれるため、歩いての下山は危険です。

「つつじヶ丘駅」から山頂の「女体山駅」まで運んでくれるのは、71名まで乗車可能である大型のゴンドラ。

車内に乗り込み、筑波山山頂を目指していざ出発！

「スターダストクルージング～夜の空中散歩～」で見られる夜景

ゴンドラに6分ほど揺られていると、筑波山山頂の「女体山駅」へ到着しました。

駅のすぐ前には、キラキラと輝くイルミネーションが！

はたしてこの先には、どのような夜景が待ち構えているのでしょうか？ ワクワク。

日本夜景遺産に認定！ 筑波山山頂はおすすめ夜景スポット

「女体山駅」の近くに広がる展望台まで行くと……

街から無数の輝きが放たれている、うつくしい夜景が広がっていました！

筑波山山頂から眺める夜景は、まさに地上に広がるスターダストのよう。

日本夜景遺産に認定されるのも納得できます。

夜景を眺めているあいだに、キラキラとまたたく街のライトがだんだんと増えてきました。

ふもとの「つくば市」や「土浦市」だけではなく、「千葉」や「神奈川」、「東京」といった関東平野が一望できます。

よく目を凝らしてみると、遠くに「東京タワー」や「東京スカイツリー」を発見！

タイミングが合えば、「東京ディズニーランド」の打ち上げ花火も見えるそうですよ。

「感動的な夜景をぜひともカメラに収めたい」という方。

手ぶれを防ぐため、手すりに設置されている固定台を利用しましょう。

夜景を撮るのが初めてという方も、固定台を使えばキレイな写真が撮影できます。ぜひお試しあれ。

展望レストラン「女体山パーラー」のメニュー

筑波山の頂上には展望レストラン「女体山パーラー」があります。

眼下に広がる夜景を眺めながら、食事を堪能しましょう。

展望レストラン「女体山パーラー」には、そばやうどん、ご飯ものなど、さまざまなメニューがそろっています。

そこで、メニューを一部ピックアップしてご紹介していきますね。

（※メニューや価格は変わる可能性があります）

今回いただいたのは「あぶり豚丼」。

脂がたっぷり乗った豚肉に甘辛いタレがよくマッチして、ごはんがどんどん進みます。

キレイな夜景を眺めながら料理を味わうなんて、気分は高級レストランのよう……！

筑波山ロープウェイに乗って「日本夜景遺産」の夜景を眺めよう

登山やハイキングなど、年間を通して多くの観光客が訪れる人気のスポット「筑波山」。

毎年10月から2月末まで開催される「スターダストクルージング～夜の空中散歩～」を利用して、「日本夜景遺産」に認定された夜景を堪能してみてはいかがでしょうか？