江戸時代に街道の街として栄えた「喜多方」。歴史を感じられる、蔵造りの街並みが広がっています。
そんな喜多方の名物グルメといえば「喜多方ラーメン」。
透き通った煮干しだしのスープに、もちもちピロピロのちぢれ麺がおいしいご当地ラーメンです。この一杯を求めて喜多方へ訪れる人もたくさんいます。
そこで、喜多方をまるっと楽しめるよう、おすすめスポットをご紹介。「喜多方が誇る二大ラーメン店編」「ぶらっと街歩きスポット編」に分けて、レポートしていきますね。
「喜多方ラーメンを味わいたい」「喜多方観光を楽しみたい」と思っている方は要チェックです!
蔵の数は4,000以上! 福島県喜多方市ってどんな街?
福島県会津地方の北部にある、喜多方市。
会津と米沢のあいだに位置していて、江戸時代には街道の街として栄え、多くの蔵が建てられました。
そのまま住居や店として利用されつづけ、現在でも4,000以上もの蔵が残っています。
【喜多方が誇る人気ラーメン店編】喜多方の行列必至⁉︎ おすすめグルメスポット2選
喜多方市にあるラーメン屋は、100店舗以上。なかでも有名なのが「坂内食堂」と「まこと食堂」です。どちらの店も、ランチの時間帯には長い行列ができることも。
では、喜多方が誇る二大ラーメン店をレポートしていきましょう。
肉そばのインパクト大! 塩スープの「坂内食堂」
「坂内食堂(ばんないしょくどう)」の行列の長さは、喜多方No. 1!
朝7時から「朝ラーメン」を提供しているので、並ぶのが苦手な方は、早めの時間帯に行くのがおすすめです。

こちらは、「大盛りネギチャーシュー」の喜多方ラーメン。スープが見えないほど、モリモリにチャーシューが盛られていてインパクト大です。
「坂内食堂」のスープは塩ベースで、豚のうま味がギュッと詰まっています。

「支那そば」も、チャーシューがゼイタクに4枚も乗っています。ボリューミーなので、初めて行く方は並盛りを注文するのが安心です。
「喜多方ラーメン」と聞いて、すぐに「坂内食堂」をイメージする人も多いのではないでしょうか。 1958年に創業され、喜多方市に本店をかまえる「坂内食堂」は、今では喜多方の定番スポットとして人気を集めています。 坂内食堂の喜多方ラー[…]
煮干しだしが香る! 醤油スープの「まこと食堂」
「まこと食堂」も行列ができますが、予約可能な店です。行列に並びたくないなら、前もって予約を入れておきましょう。

「まこと食堂」のラーメンは、昔ながらのあっさり醤油スープです。ガツンとパンチがあるというよりも、カラダをやさしく温めてくれる味。そのおいしさから、ついついスープを飲み干してしまいました。
もちもちの太ちぢれ麺を口に運ぶと、小麦のおいしさが舌のうえに広がります。ムギュッとした麺の食感を楽しみたい方は、「固め」でオーダーするのがいいですよ。
福島旅行に行った際には「喜多方ラーメン」は必ず食べておきたいメニュー。「喜多方ラーメン」といえば、全国でも知名度が高い、人気ご当地ラーメンです。 福島県・喜多方にある「まこと食堂」は、喜多方を代表するラーメン屋のひとつ。1947年に創[…]
電話番号:0241-22-0232(予約可能)
営業時間:7:30~15:00(スープがなくなり次第、終了)
定休日:月曜日(祝日の場合は営業し、翌日休み)
駐車場:あり(6台ほど)
【ぶらっと街歩きスポット編】“蔵の街 喜多方”のおすすめ観光スポット4選

風情あふれる街並みの喜多方には、観光スポットやカフェなど、見どころが盛りだくさん。
そこで次は、喜多方をぶらりと街歩きするときにおすすめしたい、観光スポットをご紹介していきますね!
レンガの蔵造り! ノスタルジックなおみやげ店「若喜商店」

モダンな洋風建築の「若喜商店」は、醤油・味噌醸造元のおみやげ店。
昭和6年(1931年)に造られた建物は、ノスタルジックな雰囲気が出ています。
店内を見てみると、味噌や醤油などの調味料から、「会津木綿」「赤べこ」といった名産品まで、幅広いジャンルのおみやげ品が販売されています。
店舗から奥へと抜けると、国の登録有形文化財であるレンガ蔵が広がっているので、ぜひチェックしてみてくださいね。無料で見学できますよ。
昭和のレトロな雰囲気が味わえる! 駄菓子とおもちゃの店「若喜.昭和館」
「若喜商店」のすぐ隣には、2階建ての「若喜.昭和館」があります。レトロな雰囲気がただよう、駄菓子とおもちゃの店です。
1階には、駄菓子やおもちゃがズラリ。童心にかえり、時間がたつのを忘れてはしゃいでしまいそうな空間が広がっています。
「モロッコヨーグル」「よっちゃんイカ」など、昔懐かしの駄菓子をもう一度楽しんではいかがでしょうか?
1階の奥と2階には、昭和世代にドンピシャなおもちゃ(非売品)が並んでいます。
昭和生まれの方は、子どものころ夢中になったブリキのおもちゃやプラモデルをゆっくりと眺めて、しみじみと“あの頃”に思いを馳せてみるのもいいですね。
ふわふわ「わたぐもパンケーキ」! スイーツカフェ「コッコツリー」
新鮮なたまごを使った、さまざまなスイーツが味わえるカフェ「コッコツリー」。
「会津地鶏卵の石焼きオムライス」「とろ〜りチーズカレー」といった、食事系メニューもそろっています。

いちばん人気なのは「わたぐもパンケーキ」です。口に入れるとスッと溶けてしまう、雲のような食感のスフレパンケーキ、ぜひ一度お試しあれ。
福島県喜多方市にある「Cocco tree(コッコツリー)」は、新鮮なたまごを使ったスイーツが味わえる人気のカフェ。 看板メニューは「わたぐもパンケーキ」です。口のなかに入れるとスッと溶けてしまう、雲のようにふわふわの食感が人気を集め[…]
喜多方ラーメンの試食も! おみやげ店「ラーメン館」
喜多方ラーメンをはじめとして、会津地方のおみやげを販売している「ラーメン館」。
ラーメンのうつわやレンゲなど、ラーメン好き必見のおみやげもそろっています。
「ラーメン館」の前にある屋台では、喜多方ラーメンの試食が行われていることも。
試食といえど、おいしい喜多方ラーメンがガッツリ3口分くらい配られるので、並んでみてはいかがでしょうか?
喜多方観光をするなら! 「喜多方市役所」を起点にするべし
今回ご紹介した喜多方のおすすめスポットは、すべて「喜多方市役所」から徒歩圏内にあります。
喜多方エリアの中心にあるので、観光するなら「喜多方市役所」を起点とするのがわかりやすいでしょう。
そこで最後に、 電車&バスと車に分けて、「喜多方市役所」までのアクセスをご紹介していきますね。
JR喜多方駅から徒歩16分! 電車&バスでのアクセス
最寄駅である「JR喜多方駅」から「喜多方市役所」までは、1.2kmのキョリ。歩くと16分ほどです。
4月〜11月の休日には、喜多方まちなか循環バス「ぶらりん号」(1日乗り放題500円)も運行しています。
「JR喜多方駅」からバスに乗ると、「喜多方市役所前」までは5分ほどで到着。「早く観光したい!」という方は、バスを使用してくださいね。
1日300円で利用できる「市役所前駐車場」へ! 車でのアクセス
最寄I.C.の磐越道「会津若松I.C.」から「喜多方市役所」までは、18kmのキョリ。車を走らせること25分ほどで到着します。
駐車場は、「喜多方市役所」から道路を挟んで目の前にある「市役所前駐車場」に停めるのがおすすめです。
駐車スペースが広いため、観光シーズンでも比較的駐車しやすいでしょう。1日300円で利用できます。
喜多方ラーメンに蔵造りの街並み! 喜多方観光を満喫しよう
「坂内食堂」「まこと食堂」という喜多方二大ラーメンや、蔵造りの建物など、魅力がたっぷりと詰まった喜多方。
昔ながらの風情が残る街並みを散策しながら、喜多方ぶらり旅を満喫してくださいね!