茅葺き屋根の古民家がズラッと並び、江戸時代の街並みがいまも残る「大内宿」。
福島県の指折りの人気スポットで、多くの観光客が訪れています。
そんな大内宿の名物は、長ネギがまるごと一本添えられた「ねぎそば(高遠そば)」です。
![ねぎそば 別ショット](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-13-55-11-1024x768.jpg)
せっかく大内宿に来たのなら、迫力満点のねぎそばを堪能しませんか?
大内宿のいちばん奥にある「浅沼食堂」は、街並みを見渡しながら食事ができるお店です。
名物のねぎそばをはじめとして、宿場そばやイワナの塩焼きなど、豊富なメニューがそろっています。
ホッと心落ち着く茅葺き屋根の古民家で、ネギの辛味がピリッと効いた「ねぎそば」をいただいてきました。
……昼間からビールとともに。
福島県・南会津「浅沼食堂」までの行き方。大内宿の一本道をひたすらまっすぐに。
![大内宿 街並み](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-14-46-23-1024x768.jpg)
国の重要伝統的建造物群保存地区に指定されている、福島県の「大内宿」。
大河ドラマの世界に入り込んでしまったかのような風景が広がっています。
![浅沼食堂](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-14-26-20-1024x768.jpg)
大内宿の大きな一本道をひたすらまっすぐ。つきあたりにある大きな茅葺き屋根の建物が「浅沼食堂」です。
大内宿でねぎそばを食べるなら! 福島県・南会津「浅沼食堂」の店内
![浅沼食堂 玄関](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-14-25-24-1024x768.jpg)
のれんをくぐると「いらっしゃいませ」とスタッフさんがあたたかく出迎えてくれます。靴を脱いで、店のなかへ。
![浅沼食堂 店内](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/DY9Jg3Iw-1024x768.jpg)
年季の入った畳や柱が、田舎に帰ってきたみたいな懐かしい気持ちにさせてくれます。
店内にドカンと構えられた囲炉裏が、レトロな雰囲気を倍増。
![浅沼食堂 外観](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-14-26-14-1024x768.jpg)
「浅沼食堂」は、大内宿のお店のなかでいちばん高台にあるため、眺めがいいのが特徴です。
大きな窓からは、ゆったりと時間が流れる大内宿の風景を楽しめます。
![浅沼食堂 店内からの景色](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-13-40-22-1024x768.jpg)
集落全体を見渡しながら食事ができるお店は、浅沼食堂だけなんだとか。
昔は大内宿の見張り場として使われていた場所です。
大内宿でランチ! 福島・南会津に伝わる伝統的な「ねぎそば(高遠そば)」を食す
![ねぎそば](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/7BWWPEfw-1024x768.jpeg)
大内宿の名物「ねぎそば(高遠そば)」(1,000円)。手打ちそばに長ねぎが一本添えられています。
ねぎといっしょに運ばれてくるワケは、ねぎを箸代わりにして食べるから。
ねぎでそばをすくって口に運び、そのままねぎをかじり……というのが本場の食べ方です。
「ねぎそば」は、南会津に昔から伝わる風習。
婚礼などのおめでたい席で子孫繁栄を願い、長ねぎ一本でそばを食べていました。
![ねぎそば 冷](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-13-53-43-1024x768.jpg)
浅沼食堂のねぎそばは、冷・温のどちらかを選べます。今回は冷たいおそばをチョイスしました。
コシのあるそばをツルツルと。口のなかに入れると、そばの香りがフワッと鼻を抜けます。
上に乗せられた大根おろしがさっぱり。
![ねぎそば 食べ方](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-13-57-39-1024x768.jpg)
そばをすすっては、ねぎをかじり、またすすって、かじる。
ねぎの辛味がアクセントになっていて、ねぎ好きにはたまりません。
ねぎを使ってそばをすするという不思議な体験にワクワクしながら、ペロリと完食しました。
ビールで彩る、大内宿での幸せランチ。「浅沼食堂」のおすすめ一品メニュー
ゆったりと時間が流れる大内宿で過ごす、せっかくの休日。
昼間からグビグビとビールが飲めたら、どんなにしあわせなことか。
そんな心の声に正直になって、ビールとその仲間たち(おつまみ)を注文しました。
![ビールとつまみ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-13-48-40-1024x768.jpg)
みそダレがたっぷりとかけられた「みそおでん」は、コストパフォーマンスが高い一皿。
ほんのりと甘くてコクがあるみそダレは、生ビールとの相性バッチリです。
![焼きおにぎり](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-13-49-26-1024x768.jpg)
香ばしく焼き上げられた「焼きおにぎり」は、しっかりと味がしみています。
ふんわりと握られたおにぎりをかじると、口のなかでほろほろとほどけていくよう。
![イワナの塩焼き](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-14-24-26-1024x768.jpg)
なかでも感動したのは「イワナの塩焼き」。店内の囲炉裏でじっくりと焼き上げられているんです。
肉厚の身は、ほどよく脂が乗っていてジューシー。
炭火の香ばしさと、塩で引き立てられた淡白な風味がマッチしています。
![イワナ 水槽](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-14-25-42-1024x768.jpg)
鮮度バツグンのイワナを炭火で焼き上げた一品は、人生でいちばんおいしい川魚でした。
ああ、ビールが進む……
「ねぎそば」のほかにも「宿場そば」「よもぎもち」などのメニューが!
![浅沼食堂 メニュー](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-13-37-57-1024x768.jpg)
大内宿「浅沼食堂」には、ほかにもメニューがいくつかあります。
そこで、一部をピックアップしていきますね(※メニューや価格は変わる可能性があります)。
ねぎそば(1,000円)
冷やし宿場そば(1,000円)
ざるそば(900円)
冷やしたぬきそば(800円)
冷やしおろしそば(800円)
人気を集める「冷やし宿場そば」には、なめこ・大根おろし・山菜・かつお節が入っています。
少し甘めのダシなので、子どもも食べやすい味です。
![冷やし宿場そば](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-14-06-06-1024x768.jpg)
ねぎそば(1,000円)
イワナ天ぷらそば(900円)
きのこそば(900円)
山菜そば(900円)
たぬきそば(800円)
かけそば(800円)
温かい「ねぎそば」には、なめこ・わらび・たけのこが入っています。
「きのこそば」は、なめこ・もだし・きくらげ入り。「山菜そば」は、わらび・たけのこ入りです。
イワナ定食(1,200円)
イワナ天丼(900円)
焼きおにぎり(500円)
そばすいとん(600円)
そばがき(600円)
天ぷら盛り合わせ(600円)
イワナ天ぷら(600円)
イワナの塩焼き(600円)
みそおでん(100円)
アイスクリーム(300円) ※バニラ・抹茶・モモのどれか
よもぎもち(300円) ※あんこ・きなこのどちらか
コーヒーと天ぷらまんじゅうセット(500円)
ところてん(300円)
サッポロ生ビール 中(600円)
瓶ビール 中瓶(600円) ※黒ラベル
日本酒・会津 一合(500円) ※冷または燗
日本酒・会津 二合(1,000円) ※冷または燗
イワナ骨酒 一合(1,100円)
ウーロン茶(200円)
オレンジジュース(200円)
コーラ(200円)
ラムネ(200円)
コーヒー(400円) ※アイスまたはホット
山ぶどうジュース(300円)
ノンアルコールビール(400円)
![イワナ骨酒](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-13-39-42-1024x768.jpg)
古民家と、のどかな風景と、ねぎそばと。大内宿「浅沼食堂」で優雅なひとときを
![お土産販売](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/写真-2019-10-05-14-25-12-1024x768.jpg)
懐かしい気持ちに浸れる茅葺き屋根の古民家で、大内宿名物の「ねぎそば」を食す時間は、なんともゼイタク。
ビールや一品料理も追加すれば、さらなる幸福感が味わえます。
大内宿ののどかな風景を見渡せる「浅沼食堂」で、おなかも心も満たしながら、ホッとしたひとときを過ごしてはいかがでしょうか?
![](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/CUPfyH6g-300x225.jpeg)
![](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/12/写真-2019-10-06-11-23-12-300x225.jpg)