冬のあいだ、雪に閉ざされる極寒の世界ーー。
毎年冬になるとオホーツク沿岸に流氷が姿をあらわす、紋別・網走・知床エリア。
流氷に囲まれ、まるで北極にいるかのような幻想的な光景に包まれます。
そのうつくしさから、最近では冬の北海道観光の目玉となっているんです。
「流氷は気になるけれど、冬のオホーツクなんて寒すぎて気軽には行けない……」
![キタキツネ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_20dc-1024x768.jpg)
そんな方におすすめしたいのが、網走にある「オホーツク流氷館」です。
館内の「流氷体感テラス」には、本物の流氷が展示されており、気軽に-15℃の世界を体感できます。
網走周辺の観光地からもアクセスしやすい「オホーツク流氷館」。
1時間ほどの滞在で冬のオホーツクの魅力をまるっと体験できるので、ぜひ足を運んでみてはいかがでしょうか。
北海道網走市「オホーツク流氷館」の料金! 割引クーポンもアリ
![オホーツク流氷館 ロゴ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_2113-1024x768.jpg)
「オホーツク流氷館」の料金はこちら。
通常 | 団体(20名以上) | |
大人 | 770円 | 610円 |
高校生 | 660円 | 520円 |
小・中学生 | 550円 | 440円 |
クーポン割引を使えば、おトクに入館できますよ
周辺スポットからの所要時間も紹介! 「オホーツク流氷館」へのアクセス
![オホーツク流氷館 外観](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/G8dGx0VA-1024x768.jpeg)
「オホーツク流氷館」があるのは、標高207mの山の頂上。
網走の名勝である「天都山(てんとざん)」の展望台に併設されています。
最寄駅である「JR網走駅」から「オホーツク流氷館」までは4.4km。
歩くと1時間以上かかってしまうので、バスかレンタカーでのアクセスをおすすめします。
公共交通機関をご利用の方は、網走バスの「観光施設めぐり」を使いましょう。
詳しい時刻表などはこちらからどうぞ。
![駐車場](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1fc4-1024x768.jpg)
レンタカーを借りている方は、周辺観光スポットもあわせて巡りたいところ。
近くには、「北方民族博物館」や「網走監獄」など、さまざまな人気観光スポットがあります。
網走観光の主要スポットからの、車での詳しい距離・所要時間はこちらです。
・北方民族博物館 1.1km 2分
・網走監獄 2.6km 5分
・網走駅 5.1km 8分
・女満別空港 16.3km 19分
クリオネが愛らしい! 「オホーツク流氷館」はのんびりまわって所要時間1時間ほど
「オホーツク流氷館」は、地下1階から地上3階までの観光施設。
館内には、展示室・お土産ショップ・カフェ・レストラン・展望テラスがあります。
のんびり館内をまわると、所要時間は1時間ほど。まずは展示室から見ていきましょう。
![展示室への階段](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1fd3-1024x768.jpg)
展示室があるのは、地下1階。流氷のなかにもぐっていくような階段を降りていきます。
幻想的な演出にワクワクしてきました。
![展示パネル](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1f4a-1024x768.jpg)
展示室には、オホーツク海に流氷ができる理由について詳しく説明されたパネルがあります。
日本で流氷が流れ着くのは、オホーツク海だけ。
その理由は、気候や地形などさまざまな条件が重なった結果だそうです。まさに奇跡。
流氷の海の生きもの①「フウセンウオ」
![フウセンウオ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1e83-1024x768.jpg)
「流氷の海の生きもの」コーナーには、オホーツク海で暮らす不思議な生きものが飼育展示されています。
こちらのフウセンウオは愛くるしい見た目と、ヨチヨチとしたかわいい泳ぎ方から「水族館のアイドル」として人気があるそう。
流氷の海の生きもの②「シマエビ」
![シマエビ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1d7d-1024x768.jpg)
きれいなしま模様がカラダに刻まれた「シマエビ」。
北海道の寿司屋でも何度か見かけました。「海のルビー」とも呼ばれ、食用として人気を集める甘いエビです。
実際に食べてみたいという方へ(シマエビ、ごめんね……)。
網走にあるリーズナブルでおいしい回転寿司屋を紹介します。
![](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/10/SwJixGow-300x225.jpeg)
流氷の海の生きもの③「クリオネ」
![クリオネ パネル](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1e20-1024x768.jpg)
「流氷の海の生きもの」といえば、”流氷の天使”と呼ばれる「クリオネ」でしょう。
クリオネは、巻貝の仲間といわれています。
![クリオネ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_2030-1024x768.jpg)
クリオネはその愛らしい見た目から、世界中で愛されている生きもの。
本来であれば、流氷が来る時期にしか見れません。
ですが、「オホーツク流氷館」であれば一年を通して観察できます。
水中をひらひらと優雅に羽ばたくクリオネを見て、癒されてみてはいかがでしょうか。
本物のオホーツク流氷が展示! −15℃の「流氷体感室」には網走の魅力がギッシリ
![流氷体感室](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1ec2-1024x768.jpg)
「オホーツク流氷館」に来たからには、本物の流氷を見ておきたいところ。
「−15℃ 流氷体感室」は、季節を問わずに網走の冬を体感できる施設です。
ハンガーにかけてあるコートを自由に借りられるので、Tシャツ1枚で来ても安心。
![流氷体感室 トビラ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1ef2-1024x768.jpg)
北海道や東北では「厳しく冷え込む」という言葉を「しばれる」といいます。
この「−15℃ 流氷体感室」では、普段なかなかできない“しばれ体験”ができますよ。
−15℃の空間は、タオルも凍てつく世界。
入り口脇に濡れタオルがあるので、忘れることなくレンタルしましょう。
コートを羽織り、濡れタオルを握りしめ、いざ極寒の世界へ!
![流氷体感室 室内](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1d45-1024x768.jpg)
トビラを開けた途端、吐いた息がまっしろに。し……しばれる……。
オホーツク流氷の洗礼を受けながら、奥に見える本物の流氷を触りに行きましょう。
![流氷](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1f5d-1024x768.jpg)
実際に流氷に触ってみると、表面はツルツルで心地いい感触。
人間よりも背の高い2m超えの流氷もあり、自然の雄大さを全身で感じられます。
このサイズの流氷がゴロゴロと海に浮かんでいるなんて。おそるべし、オホーツク海。
流氷を触っていたら、カラダが冷えてきました。
暖まるために、レンタルした濡れタオルをブンブンと振り回しましょう(※周りに注意)。
![カチカチタオル](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1fdd-1024x768.jpg)
タオルを振り回すと、すぐにカチカチに。
テレビでしか見たことがない、貴重な体験ができました。
![注意書き](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1dd7-1024x768.jpg)
“しばれ体験”を楽しむには、濡れタオルを30回まわすのがポイントだそう。
寒さに強い方は、防寒コートを着ないで“しばれ体験”を味わってみてはいかがでしょうか(ただし、後悔すると思います)。
網走市「オホーツク流氷館」には、カフェ・レストラン・お土産コーナーも
![カフェ・ド・クリオネ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1d4f-1024x768.jpg)
「オホーツク流氷館」の1階奥手には「カフェ・ド・クリオネ」があります。
こちらのカフェでは、オホーツク海の塩を使った塩キャラメル味の「流氷ソフトクリーム」を販売。
そのほか、軽食も取りそろえています。
流氷ソフトクリーム(350円)
からあげ(300円)
コーヒー(300円)
ジュース(200円)
(※メニューや価格は変わる可能性があります)
「オホーツク流氷館」の2階にあるのは、天都山から絶景を見下ろせるレストラン「Cafe&restaurant 360」。
こちらでは「360ランチコース」(1,600円〜)や、「スペシャルランチコース」(2,900円)といったコースが味わえます。
![ミュージアムショップ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_2086-1024x768.jpg)
カフェ・ド・クリオネの奥には、ミュージアムショップも。
網走の景色や流氷をモチーフにしたお菓子や、かわいい生きもののぬいぐるみなど、さまざまなお土産がズラリ。
![お土産 ぬいぐるみ](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_20c7-1024x768.jpg)
「クマ」や「アザラシ」など、愛らしいぬいぐるみたちが並んでいます。
そんなクリクリの目で見つめられたら……買わないわけには……。
「クリオネ」のぬいぐるみは、なかなか見られないレアなお土産ですね。
網走市「オホーツク流氷館」は、季節によって営業時間が異なるため事前に確認を!
![海の生きもの](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/11/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1dbf-1024x768.jpg)
−15℃の世界を手軽に体験できる「オホーツク流氷館」。
貴重な生きもの「クリオネ」も見られ、オホーツクの魅力をまるっと味わえます。
網走の中心部にあり、館内をゆっくり回っても所要時間が1時間ほど。
網走観光のコースに入れやすいのもうれしいポイントです。季節によって営業時間が異なるので注意してくださいね。
網走に来た際には、流氷を実際に触れる「オホーツク流氷館」に足を運んでみてはいかがでしょうか。
![](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/09/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1f68-300x225.jpg)
![](https://tabi-eng.net/wp-content/uploads/2019/09/UNADJUSTEDNONRAW_thumb_1df5-300x225.jpg)
住所:北海道網走市字天都山244-3
電話:0152-43-5951
営業時間:5月〜10月 8:30〜18:00
:11月〜4月 9:00〜16:30
:12月29日〜1月5日 10:00〜15:00
定休日:なし
駐車場:あり