石垣島に来たからには「川平湾(かびらわん)」は必ず立ち寄るべきスポット。
外国人観光客向けガイドブックである「ミシュラン・グリーンガイド・ジャポン」では沖縄県唯一の、☆3つがつけられているほどです。
今回は川平湾のアクティビティのなかでも、特に人気がある「グラスボート」を体験してきました。
船底がガラスになっていて、乗船したまま水中を観察できるボート
ガラス越しに眺める海のいきものや、サンゴ礁などの風景を、現地からまるっとレポートしていきましょう!
石垣島で1番の人気観光スポット! 川平湾(かびらわん)とは?
透き通ったエメラルドグリーンの海に、小さな緑の島々が浮かぶ川平湾。石垣島旅行の定番というべき観光スポットです。
ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで三ツ星がついたこともあり、世界中の観光客から人気があります。
川平湾のうつくしい海を目の前にしたら、ぜひとも海のなかも覗いておきたいところ。
しかし川平湾は潮の流れが早いので、全面的に遊泳禁止です。海遊びを楽しみたい方は、必ずアクティビティを利用しましょう。
川平湾の人気アクティビティ「グラスボート」をご紹介
川平湾で必ず体験しておくべきアクティビティといえば「グラスボート」。
グラスボートを利用すると浅瀬だけではなく、沖のほうにあるサンゴ礁のスポットまで案内してくれます。
運がいいと、乗船中にウミガメと遭遇できる日もあるんだとか。
海に入ることなく水中をのんびり観察できるので、老若男女を問わずに人気のアクティビティなんです。
潮の満ち引きで変わる! グラスボートに乗るのにおすすめの時間帯・天気
グラスボートに乗るには、晴れた日がベスト。川平湾は潮の満ち引きや気象条件により、透明度がガラリと変わります。
特におすすめの時間帯は、満潮の1時間前から満潮にかけてのあいだ。
新しい海水が川平湾へと流れ込むため、海のいきものがハッキリと観察できます。
ぜひ下記の潮位表を参考にして、バツグンに透き通った海を堪能してくださいね。
30分ほどで体験できる! グラスボートの所要時間
「グラスボート」の所要時間は、約30分。9時から17時までのあいだ、15分おきに運行しています。
乗船中はスタッフさんが、海のいきものの名前や生態の解説など、川平湾の魅力をガイドしてくれますよ。
ハイシーズンは事前予約がおすすめ! グラスボートの乗船料金
グラスボートの乗船料金はこちらです。
子ども(6歳〜11歳)520円
(※価格は変わる可能性があります)
さまざまなグラスボートの会社がありますが「まりんはうすぐるくん」や「川平マリンサービス」がポピュラー。
今回グラスボート体験をしたのは「川平マリンサービス」です。
ここでひとつご注意! ハイシーズンの川平湾はかなり混み合います。ピークのお昼過ぎには30分〜1時間待つことも。
「待機時間がもったいない!」という方は、事前予約をしましょう。事前予約をすれば、待つことなくグラスボートに乗船できます。
それでは、早速グラスボートへ!
グラスボートに乗って、川平湾をぐるりとクルージング
川平湾のグラスボートは10名ほどが乗れる小型船から、40名ほどが乗れる大型船まで、さまざまな種類があります。
今回乗船するのは「川平マリン2号」。定員24名まで乗れる中型のグラスボートです。
グラスボートのなかは、中央の床がガラスになっていて、両サイドにはベンチが備え付けられています。
ベンチに腰かけながら、海のなかを覗き込みましょう。
目の前には海のいきもの図鑑が貼られています。「あの魚はなんて名前だろう」と確かめながら海中を観察すると、グッと楽しさがアップしますよ。
浅瀬にあるサンゴ礁の陰には「カクレクマノミ」などの、かわいらしい魚たちがヒラヒラと泳いでいました。
ガイドさんの軽快なトークを楽しみながら、ボートが移動していきます。
ゆらゆらと泳ぐウミガメと遭遇
晴れた日のグラスボートは、まさに爽快。潮風をカラダいっぱいに感じながら、サンサンと照りつける太陽と、ブルーに輝く海を堪能しましょう。
沖に到着するとボートが止まりました。ガイドさんがなにかを発見したようです。
ガラスの床を覗きこむと、海底にウミガメが……!
運がいいことに、ウミガメと遭遇できました。ゆらゆらと優雅に泳ぐ姿を見ているだけで、心がほっこりと癒されます。
ウミガメはボートに興味津々のよう。止まっているボートに近づいたり、離れたりしながら海中をゆったりと泳ぎ続けます。
ちなみに、この地点のまわりでは親子のようなウミガメを3匹発見しました。
ウミガメは驚いたり、恐怖を感じたりするとその場所には2度と現れないとのこと。ガイドさんの優しい操縦で、ウミガメとサヨナラしました。
海のいきものや、サンゴ礁を観察
爽快なクルージングを楽しみながら、再び場所を移動。
よっぽど波の揺れに弱い方でない限り、船酔いの心配はありません。あまり船は揺れないので、ご安心くださいね。
沖にあるスポットでは、大きな魚の群れを発見。
この日は少し海中がにごっていたのが残念でしたが、さまざまな種類の魚を確認できました。
やや沖にあったサンゴ礁の陰では、青い熱帯魚である「ルリスズメダイ」が泳いでいました。
30分ほどのクルージングを満喫して、グラスボート体験は終了。幸運にもウミガメにも出会えたこともあり、大満足のアクティビティでした。
石垣島のブルーの海がうつくしい! 展望台から望む、川平湾の絶景
川平湾に来たからには、海中の景色だけではなく、うえから見下ろした絶景も楽しんでおきたいところ。
遊歩道を2分ほど奥に進むと、川平湾をぐるりと一望できる展望台があります。必ず展望台へは立ち寄りましょう。
展望台からは、エメラルドグリーンの海に浮かぶ、緑の小島も一望できます。
さすがミシュラン・グリーンガイド・ジャポンで☆3つを獲得した景勝地。時を忘れてしまうほどのうつくしさです。
透き通ったブルーの空、パワーあふれるグリーンの小島、エメラルドグリーンの海、白く輝く砂浜のコントラストが目を奪います。
しばし、川平湾の絶景に癒されましょう……。
川平湾のレストランでランチ! 「カビラガーデン」のメニュー紹介
川平湾の絶景を堪能していたら、お腹がすいてきました。レストラン「カビラガーデン」でランチをいただきましょう。
沖縄ムードがただようレストランの前では、シーサーがお出迎えしてくれています。
のれんをくぐると店内に広がるのは、明るく清潔感のあるスペース。それでは、メニューをピックアップしてご紹介していきますね。
(※メニューや価格は変わる可能性があります)
軟骨ソーキそば(800円)
とろとろソーキ丼(1,000円)
まぐろネギトロ丼(1,250円)
石垣牛牛丼(1,300円)
アグー豚のカツカレー(1,400円)
石垣牛ハンバーグカレー(1,600円)
なかでも実際に食べて、おいしかったメニューをご紹介。
とろとろ食感がクセになる! 「とろとろソーキ丼」

「とろとろソーキ丼」(1,000円)
軟骨までとろとろに煮込まれたソーキ(豚のあばら肉)が乗った「とろとろソーキ丼」。
甘辛く煮込まれた軟骨ソーキが、ご飯にバツグンにマッチして、一度口に運んだら箸が止まりません。
ソーキのしたに敷かれたキャベツがいいアクセントになり、ペロリと完食しました。
カツオだしの優しいスープでほっこり。「軟骨ソーキそば」

「軟骨ソーキそば」(800円)
カツオだしのスープに細めのストレート麺が特徴の八重山そばに、軟骨ソーキがトッピングされた「軟骨ソーキそば」。
優しい味わいの八重山そばは、食欲がないときでもツルツルといただけます。
軟骨ソーキがコクをプラスして、食べたあとには満足感にひたれる一杯でした。
駐車場は1日最大300円! 石垣島の主要スポットから川平湾へのアクセス!
川平湾は石垣島のなかでも少々アクセスが悪い位置にあります。そのため川平湾へアクセスするにはレンタカーがおすすめです。
無料駐車場はなくなってしまったので、有料駐車場(1日最大300円)にクルマを停めましょう。
石垣島の主要スポットから「川平湾」までの、車での詳しい距離・所要時間はこちらです。
石垣島に来たなら、川平湾でグラスボートを満喫しよう!
2018年に「トリップアドバイザーの口コミで選ぶ、人気急上昇中の観光都市ランキング」で世界ナンバーワンを獲得した石垣市。
なかでも川平湾は石垣島観光では外せない観光スポットとして、世界中の観光客から人気を集めています。
ぜひ石垣島へ訪れた際には「グラスボート」に乗って、川平湾の魅力をまるっと満喫してみてくださいね!