北海道観光に来たからには、新鮮な魚介を味わっておきたいところ。
札幌にある「二条市場(にじょういちば)」は、獲れたての海産物が食べ歩きできる人気スポットです。
“好きなモノをチョイスして、その場でいただく”。
まさに、場外市場だからこそできる最高のゼイタクでしょう。
札幌観光の朝はちょっぴり早起きをして、「二条市場」で朝獲れの海の幸を堪能してくださいね。
車は近くの有料駐車場へ! 札幌「二条市場」へのアクセス
二条市場があるのは、札幌テレビ塔から歩いて5分ほど。札幌の中心街にあります。
無料駐車場はないので、周辺のコインパーキングにクルマを停めましょう。
二条市場のまわりをグルっと回ると、駐車場がいくつかあります。
駐車料金の目安は、30分300円くらいです。
カニのお土産が人気! 札幌「二条市場」の営業時間は朝から夕方まで
二条市場は、北海道グルメをメインに販売している市場です。
細かい時間は店舗によって異なりますが、7時ごろから18時ごろまでオープンしています。
朝早くからやっているので、朝ごはんを求めて訪れる人がたくさん。
二条市場自体は、毎日営業しています。
定休日も店舗ごとに違うので、お目当ての店があるなら事前にチェックしておきましょう。
多いのは、定休日を水曜日に設定している店舗です。
二条市場は、大きく分けて「南二条通り」「中通り」「仲店通り」の3つの通りがあります。
メインストリートは「南二条通り」。
カニをはじめとした海の幸がズラリと並んでおり、食べ歩きをするのにぴったりです。
「カニお安くしますよ!」「プリンプリンの牡蠣を食べていきませんか?」といった威勢のいい声が飛び交っています。
見ているだけでも心が弾む魚介類は、食べ歩きだけではなく、おみやげとしても。
二条市場に並んでいるのは、海の幸だけではありません。
北海道ならではの野菜やフルーツも売られています。
“生でも食べられる”と謳われたとうもろこし「ゴールドラッシュ」「ホワイトコーン」は、シャキシャキでほんのりと甘みがあるおいしさ。
おみやげにする場合は、空港で買うと1本600円ほどするので、二条市場で購入しておくのがおすすめです。
時期や店舗によりますが、1本280円で売られていました。
北海道のフルーツといえば「夕張メロン」。
ジューシーな赤肉で、甘みがギュッと詰まっているのが特徴のメロンです。
ひと玉単位でも買えますが、食べ歩き用にカットされたものも売られています。
「おなかが空いたから、ガッツリと食事をしたい」と思っている方もご安心を。
二条市場には、定食や丼ぶりが食べられる飲食店もそろっています。
7時台からオープンしている飲食店もあるため、「ウニいくら丼」を朝食にするなんてゼイタクもできますよ。
札幌「二条市場」内にある“堺本商店”と“池田商店”で食べ歩き!
二条市場では、活きた魚介類をその場でさばいてもらえます。
醤油やレモン果汁といった調味料も用意されており、これ以上ない新鮮な状態のまま、魚介類を食べられるんです。
なんて夢のような場所! というわけで、実際に食べ歩きをしてきました。
札幌「二条市場」の店① コストパフォーマンスが最強の「堺本商店」
明治39年から続く、歴史ある「堺本商店」。
店頭には、「牡蠣」「ホッキ貝」といったさまざまな魚介類が並んでいます。
例えば、こんな商品が。
・牡蠣1ヶ(150円)
・アワビ1ヶ(450円)
・バイ貝1ヶ(600円)
・ホッキ貝1ヶ(450円)
・ボタン海老1本(350円)
(※大きさや時期、その日の漁獲量によって異なります)
居酒屋や飲食店で食べるよりも良心的な値段で、おサイフに優しいのがうれしいポイントです。
実際にさばいてもらったのは、「ボタン海老」「ホッキ貝」「アワビ」。
ボタン海老は、食べようと手で持つとピクピクと動き、踊り食い状態。
身が引き締まっていて、プリプリと通り越し、もはや“ブリンブリン”です。
ボタン海老のほんのりとした甘みが口のなかに広がって、夢心地に。
海老味噌も濃厚で、ビールや日本酒と合わせたくなる……!
ホッキ貝は、舌のうえで踊るシャクシャク食感。
噛むほどに甘みがじんわりとしみ出し、目を閉じてゆっくりと味わいたくなります。
正直、「ホッキ貝ってこんなにおいしいのか!」と驚かされました。
アワビは、歯ごたえバツグンのゴリゴリ食感。ハシで掴むと、なんとまだ動くんです。
磯の香りがふんわりと鼻から抜けて、しょうゆいらずのおいしさ。
苦みがたまらない肝もしっかりと添えられていました。
札幌「二条市場」の店② 品ぞろえが豊富な「池田商店」
品ぞろえの豊富さが特徴の「池田商店」。
「牡蠣」「ホタテ」といった定番貝類はもちろんのこと、「無添加生うに」「本マグロ」などもそろっています。
例えば、こんな商品が。
・つぶ貝1ヶ(500円)
・ホッキ貝1ヶ(400円)
・ホタテ1ヶ(300円)
・牡蠣1ヶ(200円)
(※大きさや時期、その日の漁獲量によって異なります)
実際にさばいてもらったのは、「ホタテ」「ボタン海老」「つぶ貝」。
ホタテは、プリッとほどけるような身から、ふんわりと甘みが感じられます。
ホタテ貝がお皿代わりになっているのが、なんとも粋な演出。
貝ひもも付いていて、シャクシャク楽しい食感です。
ボタン海老は、「堺本商店」で食べた海老のようにブリンブリン食感。
濃厚な甘みがブワッと広がります。
味と食感が最大限に楽しめる大きさにカットされたつぶ貝は、コリコリ。
ほどよい硬さで食べやすい食感です。
甘みと潮の香りのマリアージュで、思わず笑みがこぼれてしまう味でした!
海鮮丼も寿司も! 札幌「二条市場」で食べ歩きをして、幸せな朝食タイムを!
「つぶ貝」「ホッキ貝」「牡蠣」などの食べ歩きができて、海鮮好き(特に貝好き)にはたまらない「二条市場」。
飲食店よりもリーズナブルに魚介類を味わえて、朝からゼイタクで夢のような時間を過ごせる場所でした。
しっかりと食事をいただきたい方は「二条市場」内にある、海鮮丼屋さんやお寿司屋さんに足を運ぶといいでしょう。
「札幌テレビ塔」からだと歩いて5分ほどなので、札幌観光をするなら訪れてみてくださいね!
観光客が比較的少ない、朝ごはんの時間帯がおすすめです。
購入した商品を発送できる店舗も多いので、おみやげをゲットして“幸せの味”をあの人にも届けてみては?
住所:北海道札幌市中央区南3条東1丁目
電話番号:011-222-5308
営業時間:7:00-18:00(店により異なる)
定休日:水曜日が中心(店により異なる)
駐車場:なし(近くにコインパーキングあり)